2005年08月23日

祈ります。

今日は亡きボン(マルチーズ、♂)の命日だったので、ボンが眠るペット霊園に行ってきました。

それほど暗い気持ちだったわけではなかったはずなのに、お墓にお供えされているお花や風車、飼い主さんのペットへの強い思い、メッセージを目にしたらやっぱり涙が溢れてしまってダメでした。

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ボンは17年も長生きをしてくれて、その間いっぱい楽しい思い出もあったはずなのに、今私がボンのことを思い出そうとすると、最初の出会いの時のかわいい子犬だったボンと、最後苦しそうに死んでいった時のボンしか思い出せないのです。
つまり、最初と最後だけなんです。
それはなぜなんだろう、なぜなんだろう・・・・とずっと考えていました。
でも答えは見つからず、やっぱり頭の中は最初と最後だけ。


学校から帰って来た私がボンと初めて会った時、ボンは白いフワフワした小さなぬいぐるみのようで、人見知りを一切せず家の中を元気に走り回っていて、ものすごくかわいくて感動して・・・
そして尻尾がとても細くて「ネズミの尻尾みたい!」と思ったことを今でも覚えています。


そして最後の瞬間は、なぜだか両親そろってほんの少し外出している間に起こってしまったんです。
なんの因果かわからないけど、ボンは私だけの目の前で「キャンキャン!」と苦しそうに泣いて逝ってしまった。
心臓の鼓動の音が少しずつ弱くなって最後消えていって動かなくなっちゃったんです。
その間の出来事は今までのどんなことよりも明確に覚えていて、思い出すのも辛いんだけど、でも思い出さずにはいられず、今日もその瞬間のことを思い出しながらお線香をあげてきました。



火葬した後、ボンの骨を霊園に納めるかそれとも家に連れて帰って庭にお墓を作るかすごく迷ったのですが、結局ペット霊園に納めてきました。
母は私の自由にしていいよ、と言ってくれたのですが、その反面母がかなりおかしくなっていたので、家に連れてきてしまったら母はますます立ち直れないだろうな、という思いでペット霊園に納めてきたのです。
「ペット霊園の方が他のワンコ達と遊べてボンも寂しくないよ」と私がいうと、「ボンはきっと他のワンコと上手に遊べないんじゃないのかな??」と答えるくらい母は落ち込んでいました。

このペット霊園はお花もいっぱい咲いていてとてもキレイで、ワンコ達が寂しくないように絶えず音楽が流れているんですよ!
今日もジャズが流れていました。


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ボンは以前にも書きましたが、天国へ行く直前、心臓がかなり悪くなり息をするのも辛く夜も一睡もしないで苦しそうに呼吸をしていました。
病院の先生曰く、医学的にはもう生きてはいられないような病状なのに、もうちょっとだけもうちょっとだけ!と信じられないような奇跡でがんばって呼吸をしている、ということでした。
何日も眠らない苦しそうなボンの様子は、正直「安楽死」も考えてしまうくらいだったのですが、先生に励まされて「後悔の無いように」という思いで苦しそうなボンを一生懸命診ていました。


だから今祈るのは天国では痛みもなく苦しみもなく、元気に走り回っている白いボンでいてくれること。
痛みの無い世界で元気でいて欲しい。


なんとなくどんよりとした気持ちで帰宅したら、うっすらと涙を浮かべている母と、元気いっぱいのちょこたが私を迎えてくれました。
感傷的になっている私をちょこたが思いやってくれるわけもなく・・・
生きているものと死せるものの間で微妙に心が揺れ動いた今日の私です。


ボンに出会えてよかった。
ボン、たくさんたくさんありがとうね。
感謝しています。


そういう思いで、ちょこたとも日々生きていかないと。

「ちょこたには白いお兄ちゃんがいたんだよ」と心の中でつぶやいた。


ニックネーム るん at 00:53| Comment(13) | TrackBack(2) | 雑文、ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする